オランダ堰堤および周辺の環境を守る会

①活動内容 カレンダー ③アルバム ④オランダ堰堤の歴史
代表者挨拶

 オランダ堰堤は、1889年(明治22年)にオランダ人技師であるデ・レーケ氏の指導により築道された日本で最初の砂防堰堤です。完成以来約140年が経過していますがその雄姿は変わっていません。
 その後、1988年(昭和63年)に田上山砂防工事の記念碑的存在として、大津市の史跡に指定され、1989年(平成元年)に「産業遺跡三百選」に選定されています。さらには、2004年(平成16年)に土木学会が土木遺産として選定されている貴重な遺産です。
 また、1990年(平成2年)から1994年(平成6年)にかけて滋賀県が「草津川砂防学習ゾーン」として、砂防事業の理解を深め、親水性を高める事業として大規模な改修事業が行われました。しかしながら、その後の維持管理ができていないため、20年間手つかずの状態で放置され、荒れ放題の環境となってしまいました。
 この為2016年(平成28年)当時の自治会役員が中心となり河川愛護事業として大津市と相談し、翌年2017年(平成29年)に大津市河川愛護事業としては初めてとなる「川ざらい事業」として採用していただき、自治会事業として2018年(平成30年)に完了いたしました。
 この事業を更に進め、多くの地元住民や近隣の住民の方に楽しんでいただける水辺空間を保持していくために、ボランティア団体として「オランダ堰堤および周辺の環境を守る会」を立ち上げ、環境整備に努めています。

オランダ堰堤および周辺の環境を守る会
     会長 成 子  邦 夫